令和8年度「第1回学術講演会」

標記講演会を下記の通り開催いたします。

記

日 時 : 令和8年11月11日(水)午後7時30分~より

場 所 : 荏原歯科医師会館1F ホール もしくはZOOM

講 師 : 昭和医科大学歯科保存学講座保存修復部門教授 小林 幹宏 先生

表 題 : 「日常臨床における接着のアップデート」

参加費 : 会員…無料、非会員…20,000円

以上

※ 非会員の方で参加をご希望の方は事前に事務局までご連絡ください(当日のお申込みは受付できませんのでご注意ください)

こちらの講演会は日歯生涯研修に該当します。

【抄録】日常臨床における接着のアップデート

昭和医科大学歯科保存学講座保存修復部門教授 小林 幹宏

接着技術の進歩は、コンポジットレジンによる直接修復から、セラミックスやジルコニア、CAD/CAM用コンポジットレジンブロックを用いた間接修復まで、日常臨床における修復治療の選択肢を広げてきた。歯質の保存と審美性の両立が求められる現在、接着は修復治療を支える重要な技術となっている。一方、接着材料の多様化や操作の簡略化が進むなかで、従来の方法をどこまで継続し、何を新たに取り入れるべきか、判断に迷う場面も少なくない。

新しい材料に接すると、その操作の簡便さに加え、従来の材料との違いや臨床での使い分けが気になるところである。また、日常的に行っている接着操作についても、新たな知見を通して、その目的や根拠を改めて考える機会がある。材料ごとの特徴を踏まえた選択や術式について、日々の診療で感じる疑問と照らし合わせながら整理してみたい。

本講演では、ダイレクトボンディングからインダイレクトボンディングまで、日常臨床における接着のアップデートについて紹介する。

ダイレクトボンディングでは、近年の接着システムを取り上げ、その特徴や進歩をエビデンスとともに紹介する。さらに、臨床応用における考え方や留意点に触れ、コンポジットレジン修復における材料選択や接着操作について考察していきたい。

インダイレクトボンディングでは、修復材料ごとに異なる被着面の性質を踏まえ、効果的な前処理からレジンセメントによる接着までの流れを整理していきたい。修復物側と歯質側の双方に目を向け、材料の組合せや処理方法について、日常臨床に役立つ情報を共有できれば幸いである。

略歴

2005年 松本歯科大学歯学部卒業、同大学臨床研修医

2006年 昭和大学歯学部齲蝕内治療学講座 助手

2015年 昭和大学歯学部歯科保存学講座美容歯科学部門 講師

2018年 同部門准教授

2022年 Oregon Health & Science University Visiting Professor

2025年 昭和医科大学歯学部歯科保存学講座保存修復学部門 教授

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