令和3年度「第2回学術講演会」開催のお知らせ

標記講演会を下記の通り開催いたします。

           記

日 時 : 令和3年10月13日(水)午後7時半より

場 所 : 荏原歯科医師会館ホール

講 師 : 国立科学博物館名誉研究員  馬場 悠男  先生

表  題  : 人類の進化と顎顔面構造の変化

参加費 : 会員…無料、非会員…20,000円

                             以上

※ 非会員の方で参加をご希望の方は事前に事務局までご連絡ください

(当日のお申込みは受付できませんのでご注意ください)

※ 日歯生涯研修ICカードをご持参下さい。

当日は原則マスクの着用、来館時の手指消毒をお願いします。また体調のすぐれない方の出席はご遠慮ください。

 抄録:「人類の進化と顎顔面構造の変化」  国立科学博物館 名誉研究員 馬場悠男

最初の人類である初期猿人は、アフリカの森で、700~600万年前に誕生した。最古のヒトの祖先といわれるサヘラントロプスは、大後頭孔がほぼ下向きなので、直立姿勢をとっていたと推測されている。440万年前のアルディピテクスは、樹上で暮らしながら、腰をかなり伸ばして、地上を二足で歩くこともできた。脳容積はチンパンジーと同じ300mlほどだったが、犬歯は縮小し、オスは暴力性を減少させたことがわかる。

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